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小説
夢、到来! 15


結局俺は、中島の鬼レッスン最終日だけ見に行くことにした。

べ、別に見に行きたくてうずうずしてたわけじゃないんだからなっ!!
うずうずしてたのは俺の腰なんだからなっ!痛さで!!!!



ー神聖なるレッスン最終日ー



はぁ…。
ホントは全部見たかったなぁ…。

みんなどうなったかな…中島も成長してるのかな…。


取りあえず差し入れ持ってきたけど…これで良かったのかな?


まぁいいや!
久々にみんなに会えるんだから楽しみだぜ!!!!


腰の痛みなんかもう辛くねぇ!
なんたって…俺に会えなかったみんなの心の方が、辛くて辛くてたまらないかっただろうからなっ☆


おっと、ついたついた!!



…―――


グラウンドへ入ると、砂ぼこりが俺を出迎える。
心地よいグラウンドの踏み心地。走る音。そして打つ音。

ああ、俺はかえってきたんだ。この場所に!!





「雪印馬太郎!今のはもっと遠くまで打てたはずだぞ!!…でも、ナイスランだ!!!!」

「っはい!!」


「優助も今のボールは詰めが甘い!だが、雪印馬太郎に打たせてやろうとしてたんだよな?優しい奴だなぁお前は!!」

「そっ、そんなんじゃないっすよ…。」



なんやかんや上手くやってたみたいだな。俺が心配しなくったって!

アイツがあんなに上手く子供達を指導してるなんて…涙が出てくるぜ!!


…でもさー……







変わりすぎじゃね?

人がとかそういう問題じゃなくて…


体系が。


みんな幼さとあどけなさが残るまだ可愛らしい感じだったのに…何で?どうしてマッチョになってんの??

細井とかもうめっちゃ細マッチョだしさぁ……何?みんな夏休みデビューってやつ??

中島は何か良い表情するようになったってだけなのに何でみんなはマッチョなの?

怖いよ?俺は怖いよ?

しかもベンチに真っ白になって死んだ目で遠くを見つめてる監督がいるんだけど…めっちゃ怖いぞ!?;
いやマジで!!!!;


一体俺がいない数日に何があったのさっ!!!!?;

 

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