まぼろばの蒼月
009
「メル……」
『んんッ、やッ』

耳元で柔らかく囁かれ、シャナメルは、ふる、と、身体を震わせる。
ぞくぞく、と、甘く擽ったい痺れが、背筋を駆け上がる。
きゅっ、と、唇を噛みしめ、声が漏れるのを耐えている。
それに気付いたエースは、クス、と、笑う。

「かーわい(*´∀`)♪」
『んぁッ、そこで、喋んないで……ッ』

耳元から首筋に移動したエースの吐息に、反応を示す。

「ココも感じる?じゃあ、ココは?」

快感に震えるシャナメルに気を良くしたエースは、ゴソゴソ、と、服の裾から掌を侵入させる。
意地悪な掌が、シャナメルの胸を揉みしだく。

『あぁ…ッ』

ムニムニ、と、揉まれ、時折、思い出したかの様に、胸の果実に触れる指先が、シャナメルの性感を煽ると同時に、カプッ、と、首筋に噛みつかれ、シャナメルは悲鳴をあげた。
徐々に、エースによって開発された身体が、花開く。

『っく、ぅん……あっ、やっ』

目尻に溜まった涙がほろり、と溢れる。
何時の間にか身に纏う衣服を脱がされ、産まれたままの姿をエースに晒す。

『ぁや……ッ』

恥ずかしさの余り、露になった胸を隠そうとする腕を掴まれ、シーツに縫い止められる。

「隠すなよ」
『……やぁっ』

チロリ、と、胸の果実を肉厚の舌が舐める。
ビクン、と、シャナメルの身体が揺れる。
それを横目に、エースはシャナメルの豊満な乳房に顔を寄せ、ちゅう、と、吸い付く。

ちゅう、ちゅば……、じゅるる……。

吸い付く音に混じり、肉厚の舌が、果実を転がす。

『ふぁあ……、あっ、あ』

嫌々をするように、左右に首を振る。

「気持ち良い?」
『判んな……ッ』

快楽に染まるシャナメルの喘ぎ声に、気を良くしたエースの指先が、堪能していた胸から腹、脇腹を通り過ぎ、最奥に辿り着く。

「……すっげェ、濡れてる……」
『!!』

かぁあ、と、身体中の熱が頬に集まったかの様に、真っ赤に染まる。
恨めしそうに、エースを睨むが、涙で潤んだ眼差しに、その効果はない。

「ンな目で見ても、おれを煽るだけだぞ」
『エースくんのバカ。もぅ、知らないッ』
「……バカで悪かったな(-_-#)」

ぐちゅり、と、秘所に指を突き入れる。

『ふぁあッ!』

ぞくぞく、と、快感が背筋を駆け上がる。

「手加減しねェ」
『やっ!!あっ、やっ!!』

シャナメルが感じる場所を知り尽くしているエースは、そこを執拗に攻め立てる。

『いやぁ!!』

ぐちょ、ぐちゅぐちゅ……、と、卑猥な水音がシャナメルの鼓膜を突く。
胎内に居るエースの指の本数が増す度に、快楽が増す。



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あきゅろす。
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