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色々小説
ライリヴァB


ライリヴァAの続き
が、ライもリヴァも出ない。
ライの気持ちを知った三人の会話ルル視点でおおくりします。






「ライがリヴァルを好きだとはねー」

びっくりだね!

そう笑顔で語り掛けてくる旧友に俺は頭が痛くなった。

「そうよね!
まだルルが好きだって言われる方が納得いくわよね」

「いくか!!」

シャーリーの言葉に俺は怒鳴る。
何故そこで俺が出て来るんだ。

「でもさぁ、あながちスザクが言ってたこと外れて無かったってことよね?」

シャーリーが顎に一差し指を添えて言う。

「何のことだ?」

スザクが何か言っていただろうか?

スザクを見るが、全く分かっていない顔だった。

「もう!
男子は本当にこの手の話しは鈍ちんね!
会長との三角関係のことよ!!」

そう言われてなるほどと思った。

確かに

ライ→リヴァ→ミレ

完璧な三角関係が出来上がっていた。

だが、そんなことより…

「そんなことよりも異常だと思わないのか?!
男同士だぞ!」

俺はこれを言いたかった。

正直言って信じられない。

だがそんな俺にシャーリーは不満気な声を出した。

「えー、ルルったら遅れてる。
愛に性別なんて関係ないのよ!!
大事なのは思い合う気持ちよ!気持ち!」

「なっ!?
スザクはどうなんだ?」

俺はシャーリーの理屈に納得行かなくてスザクに詰め寄る。

「ちょっ、ルルーシュ落ち着いて。
…う〜ん、確かに僕は同じ男として男に魅力を感じたことは無いから驚いたけど、ライが真剣にリヴァルを好きなら良いんじゃないかな」

俺に肩を捕まれ困ったように答えるスザクにまたシャーリーがわめく。

「えーっ!?!
ルルの側に居るのに一度も魅力を感じたことが無いの??」

それこそ信じられないと言わんばかりの態度にスザクは困った顔でごめんとシャーリーに謝る。

「いやっ、それが正常なんだスザク!
シャーリー、だからなんで俺が出て来るんだ!
そんなに俺は女顔か」

そう言うとシャーリーは顔を俯かせて何処か顔を赤くして何やらぶつぶつと呟いている。

「本当ルルは鈍ちんなんだからぶつ、ぶつ…」

そんなシャーリーをスルーしてスザクが話しを元に戻す。

「人を好きになるって、僕にはまだよく分からないけど…
ライ最近ずっとリヴァルのことが頭から離れないみたいだよ。
見ると何時もリヴァルを見てる」

「……ライには悪いが鳥肌が立ったぞ」

そんな俺にスザクは苦笑する。

「少し辛そうな顔してる時もあった。
だから、その時僕は彼に話し掛けたんだ。
リヴァルと何かあったかってね」

「スザク…」

「応援して上げようよルルーシュ。
ライには、幸せになって欲しいし」

ニッコリ笑うスザクに俺は心が温かくなった気がした。

「フッ、そうだな。
たとえ異常だろうが、本人が幸せならその方がいいしな」

復活したシャーリーが俺たちにのる。

「そうよ!
私たちがライの恋の応援団よ!!
禁断の愛っ!
辛い片思いっ!
なんて素敵なの!」

「し、シャーリー?」

確かにシャーリーの言う通りなのだが、なんだかシャーリーが遠い人になってしまった気がしたのは俺の気のせいだろうか?


「よーっし!
ライの恋の応援団ここに結成!!」

シャーリーが高らかに腕を上げて宣言した。

「おーっ!」

スザクも合わせて右腕を上げる。

「おー…?」


俺はスザクに乗せられてまた馬鹿げたことに首を突っ込んだ気がした。


この応援団活動のお陰で、ゼロの活動も被さり俺は大変な過労に襲われるのはもう少し先の話し。


ライの恋の応援団結成!!

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