ギアス夢物語
No.07
俺はロロに連れられて、生徒会が使っているクラブハウスと言うところに来た。
入る前に入口近くに置いてあったバイクに目がひかれた。
ロロがドアを開いた瞬間、クラッカーの音がなり響いた。
「はーいいらっしゃーい!!
ようこそ我が生徒会へ!!」
金髪の女の人が両手を上げてそう言った。
「昔は名誉でもイレブンには風あたり強かったけど、今じゃあのスザクのおかげでここはそう言う分け隔てが無いから安心して生活出来るぜ〜」
青い髪の少年が笑いながら言う。
か、髪が青い…
異世界だ。
「リヴァルっ!
そんなこと言ったら逆に不安になっちゃうじゃない!」
明るい茶髪の少女が、その少年の頭を叩く。
「いてっ、俺は安心させてあげようと思ってですね〜
っ、ルルーシュヘルプ〜」
青髪が黒い髪の少年に助けを求めて手を伸ばす。
「ロロ、誘導ありがとうな」
が、黒髪は青髪を無視してロロの頭を撫でていた。
「ううん兄さん、気にしないで」
あ、ロロもあんな顔するんだ。
てかあの二人は兄弟なのか?
てか…
「ルルーシュ?」
ユフィの言ってたあの?
俺がそう呟くと、黒髪がこちらを向いた。
あれ、なんか後ろでロロが睨んでないか?
「そうだ。
初めまして。
俺の名前はルルーシュ・ランペルージ。
生徒会副会長だ。
よろしく」
そう言って握手をして来たルルーシュに俺は呆気に取られる。
綺麗な顔だなおい。
だけど…
こいつがユフィを殺した奴。
そしてユフィが死んでも尚助けになりたいと望んだ相手の一人。
俺は久しぶりに頬の筋肉を動かして笑った。
「初めまして。
ルルーシュさん。
皆さんも、俺の名前は勝城 直哉これからよろしくお願いします」
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