小説 Clown.(めだ箱:スレ善) まだ、続けていよう。 誰かが気付くまで。 異常者達とのバトルが終わったと安堵していたのに(その中でも宗像先輩と友達になれたのは、幸いだった)。 自分がめだかちゃん達より、遥かなバケモノだと自覚している。 俺はそれを隠す事で普通を演じ、あの真黒さんにすら、今の今までバレていない。 だからこそ、あの連中ともやり合えたのだけれど。 球磨川禊が、箱庭学園にやって来た。 中学校以来だけど、変わってないどころか過負荷部分が進化―――母が言うには「失った」らしいから退化?―――していた。 なんだ、あれ。 キモチワルイ。 一気に叩き潰したいのを堪えて、怯える振りをする。 あれだ。 台所の天敵だ。 茶色か黒のGだ、あの球磨川禊ってヤロウは。 ホントにキモチワルイ。 何の因果か、球磨川と庶務対決になってしまった。 なんでだ、マジで。 いや、ヤツを叩き潰すにはいい機会なんだが。 元生徒会長の、日之影先輩の凶化合宿に参加したかったが、日程的に無理だった。 チッ。 どんな内容だったのか、後で阿久根先輩に聞いてみるか。 さて。 普通を演じたまま、過負荷のお前を倒してやるよ。 覚悟はいいよな、球磨川? 楽しいショーの始まりだ!! 道化師 さて、誰が最初に見破れるかな? [*前へ][次へ#] |