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a man with a double character

 





さぁ、どうしてやろうか?


そうだ


僕は机の上にあった菊の入った花瓶をうさぎを殺した女子の真横の床に叩き付けた。


パリーン


なんて、大きな音を立てながら。


「…ひっ。」


僕は女子を床に押し倒し、花瓶のかけらを取った。

そして、尖っている部分を女子の喉元に突き付けた。


「…や、やめてぇ…。」


情けない声。


でも、その恐怖に満ちた声…


最高だよ


『アハハハ、怖い?』

「…ごめんなさい…許してぇ…。」


愉快だなぁ。

周りの奴ら、全員声に出せないほどビビってるよ。


情けない。


『あは、許さないよ。』

「…っ、ごめんなさいごめんなさい!!!…お願いだからぁ…。」

『ハハハハハハハハ!!僕に謝っても無駄さぁ。…フフフ、うさぎはもっと怖かっただろう…ねぇ!!!』

「…いやぁあ!!!」


僕は女子の首近くの床にかけらを刺した。


絶句

そして、恐怖


今の教室を例えるとこんな感じかな。


『ねぇ?』

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。」

『ねぇって聞いているんだけど!』

パンッ

「…っ。」

『他に誰がうさぎを殺すのに携わったの?』


そう言うと、怖ず怖ずと女子がよくつるんでいるグループの女子達を指刺した。


あは、やっぱりか。

一番笑ってたもんね。


『フフ、ありがとう。…そこの男子。』

「えっ?」

『あの女子達を殴りなよ。』

「なっ!…そんなのできるわけ…。」

『ほら、私を殴ったようにさ。』

「………。」


あの男子は私を殴った奴らだよ。

だから、僕は彼を利用する。


『ほら、早く!!』


僕はじれったいのは嫌いだよ。

僕は容赦なく、花瓶の破片を男子の顔スレスレのところに投げた。


「ひっ、わ、わかったよ!!」

「ちょっ、止めて!!」

『あは、逃げたらダメだよ!!』

「ひぇ。」


弱いな…

破片を投げただけで動かなくなるなんて

やっぱり情けない


「…っ。ごめん!!」


男子生徒が殴ろうと手を振り上げた。


キーンコーンカーンコーン


…チャイムが鳴った。


「お前ら席に着け…何やってるんだ!!」


教師が来た…


あーあ


『運が良かったね。』


タイミング悪いなぁ。


まぁ、いいや。


楽しませてもらったよ。


彗歌をイジメた奴らの恐怖に満ちた顔が見れたんだから。












 

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