[携帯モード] [URL送信]





『ここでぃぃや。

夏樹クン、今日は本当にありがとう!』



家の近くで頭をペコリと下げた。


いくら"気にするな"と言われても、助けてもらったのは事実。

お礼はちゃんとしたい。



「ぃぃえ。」


呆れたように、夏樹クンがクスクスと笑う。


「俺の番号。

何かあった時のために。

相談でもぃぃし。」


笑ったまま、携帯の赤外線を受けるように促される。


それを登録したのを確認すると、"じゃっ"と来た道を帰って行く。

『えっ?!

私のいらない??』


後ろ姿に問いかけると、

「後でメールちょうだい。」


あっと言う間に角を曲がり、姿は見えなくなってしまった。



普段はあんな早足なのに、今日は私に合わせてくれていたんだ。



『皆、優しいんだな…』




Next 



.

◇back*

9/9ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!