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監視遊戯
俺の使命
それからというもの、真一の日々の日課であるアナルオナニーが、俺だけの為に開催されるショーのように思えてきた。俺に見せつける為にパンツを脱ぎ、開いたお尻にペンを差す。たった一名の観客を相手に、それでも仕事だからと愛想笑いしながらストリップを演じるショーガールみたいなもんか。いやらしい子供だな。俺に見られてるつもりでヤッてるんだから。
ほら、今夜は風呂上がりにベッドの上で大開脚してやがる。例によってペンを肛門に深々と差し込み、それを出し入れしてハァハァしてるなんて、猥褻な商売女と変わらないな。あの脚の間には俺がいて、まるで俺にされてるつもりでいるに違いない。賢そうな端正な顔してるくせに、一皮剥けば人一倍いやらしい素性を現す。しょうがないやつだ。

その日の朝、俺は真一の家の近くの路上にいた。会社には出勤が少し遅れると連絡してある。特別な事をするつもりはない。ただ…真一に、お前が求める相手が俺だという事をわからせたいだけだ…。
…来た。学校の方角、つまり俺の方へ歩いて来る。ランドセルを担ぎ、カメラで見るよりも小柄な感じがした。そして俺も歩き出す。真っ直ぐ真一だけを見つめて。
昨夜もすごかったな。風呂上がりに一回、寝る前にも一回、ペンを使って俺を楽しませてくれた。その左手…いつもチンコをシゴく小さな手…。今は体操着の入った袋を持ってる。手提げカバンを持つ右手はペンを操る手。その薄い唇からは熱い吐息を洩らすんだよな。ハーパンの前の所も今は落ち着いてるが、そこにお前のチンコがあるんだ。いずれ俺が愛撫するであろう幼いチンコが。
すれ違う瞬間に目が合った。真面目な真一は、すれ違う相手が誰であれ
「おはようございまーす」
と元気に挨拶してくる。
「おはよう」
俺も挨拶を返して立ち止まり、真一の後ろ姿を見た。服を着ていても丸いお尻が見える。白い桃のようなお尻…。早くそれを開いて秘穴をいじり回したい。…真一…もうすぐだよ、もうすぐ俺が気持ちよくしてやるからな。

…日を追うごとに、妄想と現実の境目がわからなくなっていた。俺は毎日モニターで真一のショーを見守り、真一をイカせる事が俺の努めであるようにさえ思えてきた。そして真一もそれを望んでるはずだと…。だってそうだろう?真一は毎日、俺の為に脚を開いて恥ずかしい所を晒してるんだ。俺に愛される事を望んでなければ出来ないはずさ。…盗撮されてると知らない真一は、俺の存在も知らないって?まさか、そんなはずはない。俺と真一は見えない絆で繋がってるんだ。きっと俺が見てる事、わかってるに決まってる。そうさ、俺達はモニター越しの特別な関係なんだ…。なぁ、真一…。

それから毎朝、俺は真一と顔を合わせるようにした。真一が俺の存在を認識し、俺を求めるようになる時を待ちながら。
「おはようございま〜す」
お決まりの挨拶。
「おはよう」
お決まりの返事。
「あ、君っ」
すれ違った瞬間に俺は真一を呼び止めた。
「…?」
立ち止まり、不思議そうに振り返る真一に近づき、俺はこう言った。
「シャツが出てるよ」
ハーパンの中に入れたはずの肌着がだらしなく出ており、俺はそれを摘んでみせた。
「あ、いけね」
照れ臭そうに笑い、そそくさと直す真一。
「せっかく礼儀正しいのに台無しになっちゃうよ」
「えへへ…」
「いってらっしゃい」
「いってきます!」
…あぁ…やはりお前はいい…。明るく元気で礼儀正しく…そして誰よりもいやらしい。早く…お前のすべてを俺の手に…。

…俺は狂っていない。本来、俺の側にいるはずの真一を待っているだけだ。モニターの向こうにいる真一が、俺を意識してるのはわかってる。なら一刻も早く満たしてやるのが使命だと思うのは当然だ。そう、一刻も早く…。


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