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ひぐらし*うみねこnovel
ずっと一緒(はにゅ梨花)

ああ時間は刻々と迫ってくる。早くて明日ね。
これは、私がこの世界を諦め次の雛見沢を待っていた頃のはなし。


「もうすぐですね」

「ええ」

これで何杯目だろう、私は喉を潤わせながら羽入の言葉に相槌を打った。
こうでもしないと気持ちが落ち着かないから。
いつもならそろそろ止めてくる羽入も今日ばかりは何も言ってこない。

「怖いですか?」

「いいえ、もう慣れてきたわ」

「そうですか……」

「でも、やっぱり少し怖い」

それは、明日くる運命が怖いというよりも羽入、あなたと会えない時間が訪れるという事が怖かった。
必ず会えるけど、もしも会えない世界があったら私はどうしたらいいか分からない。
そう伝えると羽入はその心配はいりませんです、と笑顔を見せた。

「僕は次の世界へ行くその瞬間まで、梨花、ずっとあなたの側を離れませんです」

「羽入……」

「何が起きても、ずっとずっと……」

ありがとう。
言って私は羽入に寄り添った。
彼女が側にいる。その温もりを感じる為に――。





後書き
次の世界に行くまで梨花ちゃんの側を離れないという羽入です。
2人にはずーっと一緒にいてほしいです(´`*)

090519

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あきゅろす。
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