戦線☆Brother 3 「げぇっ!」 りょんがもの凄く嫌そうな顔で見る。 開いたのは後ろの扉。オレの席は後ろ。=(イコール)その人物は簡単にオレを見つける訳で・・・ オレを見つけた瞬間、見たヤツ全員が骨抜きにされるような笑顔で微笑み、そして・・・ 「おとちゃん!」 オレに抱きついてきたのです。 ・・・もうお気付きでしょうが、オレに頬擦りをするこのキラキラ王子様系美形様は我が弟であり、転校理由の一部でもある、高橋亜仁、通称アニィなのであります・・・ 「アニィ、何で・・・」 「おとちゃん会いたかったよ!!クラス離れちゃったね・・・おとちゃん可愛いから変な虫がつかないか心配だよ・・・」 アニィはオレの話を遮り、心配そうな顔でオレの頬を撫でる。 「でも絶対オレが守るからね?」 そう言って微笑むと、ゆっくり顔近付けてきて、後少しで唇が・・・ 「何さらしとんねやこのボケがぁぁぁ!!!!」 あと少しというところで、りょんが物凄い勢いでアニィからオレをかっさらう・・・・・・・・・って、オレ危なかったぁぁあ!!!!; 「あ、あぅ、う〜・・・//ι」 今更込み上げてきた恥ずかしさに顔を赤くし、口をパクパクさせていると、またアニィが抱きついてきて、 「ヤバイ、おとちゃん超可愛い・・・」 と頬擦りをする。 それを引き剥がすりょん。 「あいっかわらず、ドン引きすれ程のブラコンやな、アニィ。 とっとと諦めて譲らんかい!」 「誰かと思ったら、ウザ関西人じゃん。そういやここの高校か・・・チッ、敵が一人減ったと思ったのに・・・」 え、てか、うわぁ・・・・・・仲悪〜・・・ [*前へ][次へ#] [戻る] |