戦線☆Brother
なんで!?;゜Д゜))
――――――・・・
「は、早い・・・・・・」
初めての数学の授業を終え、机に突っ伏して灰になりかけてるオレ・・・
何が早いって、
授業の進度が殺人的に早い!!
「まぁ、おとちゃんは元々理数系苦手やからなι」
「う"〜〜・・・もうすでにオレここでやってけない様な気がする・・・」
半泣きなオレをりょんが抱きしめてあやしてくれた。
ムカつくけど今はありがたい・・・
「おとちゃんは文系の方が得意なの?」
千鶴がコテンと首を傾げて聞いてくる。
うん、なんていうか・・・
「文系のがまだ“マシ”なだけ。
家庭科以外5なんかなかなかお目にかかれないよ・・・」
ガックリと落ち込むオレとは逆に、千鶴はどこか嬉しそうに聞いてくる。
「え?おとちゃん家庭科得意なの!?」
キラキラと目を輝かせ迫ってくる千鶴に圧倒されながらも、なんとか頷く。
「う、うん・・・まぁ。
手伝いとかよくしてたし。お菓子作んの趣味で・・・」
「オレが中学の時、おとちゃんマネージャーやっとったんやけどな、洗濯なんてお手の物!破れたジャージ、ユニフォームもちゃちゃっ!と縫ってまうんよ!!
たまに作ってきてくれたお菓子なんかプロ並やで!!」
オレの言葉に嬉々として乗っかってくるりょん。
実は中学時代、バスケ部のマネージャーをやってたんだよね、オレ。
りょんやアニィがバスケ部だったから、誘われてつい・・・みたいなね。
「そっかぁ〜・・・」
千鶴はなんだか嬉しそうに含み笑いをして頷いた。
何?っと、尋ねようとした時だった。
「なぁ、高橋?」
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