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夢の言葉
あしぶみの続きです



「っ、…はァ、あ…、ハレっ…、も、出ちゃっ……」

「いいぜ?ティエリア…イけよ。」

「んあっ…、ぁ、ハレルヤっ、あっ…」

綺麗な紫色の瞳も、今は欲情の色をたたえ、涙を流しながら俺を見つめる。
そんな瞳に俺も限界を迎え、ティエリアの腰をぐっと持った。
ティエリアも俺の背中により一層強く爪を立てる。

「…ティエリア、―――」





   夢の言葉





目覚めた俺は自分に絶望した。

またこの夢。
ティエリアへの想いを自覚したあの日から、度々同じ夢を見るようになった。
いつも同じ展開。
ティエリアが俺を求め、俺はティエリアをイかせてやろうと腰を持って自身を引き抜き、いつもなにか伝えようとするのだが、伝える前に起きてしまう。

――俺は…一体ティエリアに何を言おうとしているんだ?

夢だといっても、ティエリアを抱いている自分に罪悪感を抱く。

時刻は四時過ぎ。
あと四時間ほど経てばティエリアに会わなければいけない。
それまでに自分の落ち着きを取り戻さなければ。
もう一度寝るとまたあの夢を見てしまいそうで、俺は結局そのまま起きていた。




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