銀色の空に
傷痕
お前、ほんと馬鹿だろ・・
…ごめん
act.7 傷痕
目の前が、一瞬見えなかった。
守るなんて抜かしたばっかなのに
『ぃ・・・ッ』
「陸!!」
急にあいつが自分の腕を差して、相手の男を睨んでいた。
『・・・っ、正直・・あんた殺そうと思ったよ』
目の前の男に、真剣に話始める陸の目は、本気だ。
だから、俺もそこで立ち止まる。
雨に濡れながら。
『けど…あんた達と同じ事しなくない。自分抑える為にはコレしか出来ない』
弱いよ、俺は
そう言って、一度だけ振り替えって俺に微笑んだ。
それは、綺麗、や麗しい
そんな言葉じゃ言い表せないくらいで・・
『俺は、皆がいるから』
本当に、美しかった。
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