☆11代目!?☆
3
驚いている俺やアキちゃん、山本の方を見て、二っと笑った兄さんが話し始める。
「今日から英語を担当することになったリボーンだ。生まれはイタリアだが英語と日本語含め他20カ国語ほど話せる。分からねー事あれば聞きに来るのは自由だが、俺は甘くはねーぞ。」
「ねぇちょっと、あの先生かっこよくない!?」
「背も高いし、顔がいい!」
「まだ見た目若そうだけど、なんであんなに態度でけーんだ?」
「20ヶ国語ってやばいな」
兄さんの挨拶が終わるや否や、女子は目をハートにさせ、男子は羨望の眼差しで兄さんを見て、クラスはガヤガヤとし始めた。
「お兄ちゃん、どうしてここに?」
固まった俺に変わって、アキちゃんが俺の聞きたかったことを質問してくれた。
「こら、獄寺、ここでは俺は教師だ。先生と呼べ。お前の聞きたがってることは後で教えてやるから、昼休みに英語準備室に来い。ほか2名もな。」
人差し指を鼻先に、ニィっと笑った兄さんにアキちゃんは顔を真っ赤にして、頭から湯気が...。
ストンと座ったと同時に
「「「「「ええええーーーー!!!!」」」」」
「ご、獄寺さん、アイツと知り合いなのか!?」
「俺たちのマドンナ、獄寺さんが...!!!」
「一体リボーン先生とどういう関係なのよ?」
「親密そうだったわ...。」
またもガヤガヤとする教室。
あー、そろそろ静かにしないと、兄さんが...。
バァァァン!!!!!!!!
「いつまでうるせーんだ?最初に言っただろ?俺は甘くねーって。」
ホラ、いわんこっちゃない。言ってないけど。
流石に拳銃では無かったが、黒板にヒビが...。
シーーーン ビクビク
そうして、兄さんは教室を恐怖で支配した。
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