天狗
バサ。
バサ。
シュウ
「何者だっ!?
」
品竹
「…久々だな?
シュウ」
根木
「ちっとも遊び
に来ないで…、
どうしたんだ?
」
シュウ
「…お前等は、
天狗?」
「何で俺のこと
を知ってるんだ
?」
品竹
「…?子供の頃
から肉欲の森は
お前の遊び場じ
ゃないか」
根木
「ははぁ。お前
、ふもとへ遊び
に行ったのか?
」
シュウ
「…何だよ。
馴々しい」
「お前等、天狗
も、こんな森も
俺、知らないよ
っ」
根木
「物忘れの石段
から落ちたんだ
な?」
品竹
「…また俺等と
たっぷり楽しめ
ば思い出すさ」
根木
「…そうだな。
身体で思い出さ
せてやろう」
シュウ
「ヤダ!放せ〜
!!成人〜!!
」
成人
「――」
品竹
「…ヤツは俺が
団扇で殴って、
気絶したままさ
」
根木
「…さあ…。
官能寺に行って
、…お楽しみは
それからだ」
シュウ
「…官能寺!?
(カンノウジ)」
「ヤダ!そんな
とこ行かないよ
っ!!放せ〜っ
!!」
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