[携帯モード] [URL送信]
思い出す、その罪A
「茉奈?」


「ねぇ、え…りちゃ、ん」





だめっ!
言っちゃっ駄目だ!





「ん?」





私の意志とは裏腹に勝手に動く口





「今日、事故に遭うから、三丁目の通りは通らないで、ね」


「……茉奈、ちょっと……笑えないよ…ι」





えりは、顔をひきつらせながら眼鏡を茉奈から奪うように受け取った。





そして、未来はその通りになる。
えりは、気味が悪いと思うもその通りを避けようと思っていた。が…急用を思い出し、その通りを通ってしまう。

幸い命に別状はなかった。
しかし、左腕の骨折、切傷、打撲の全治一ヶ月の怪我を負ってしまった。

そう、茉奈の言った通りに……




[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!