笹川's
「何が羨ましいのだ?極限に気になるぞ!」
…こいつは、同じ組の笹川了平…。
…あ、原作のボクシング男か!
「しかも、"ひっ!?"は面白かったぞ!」
…うわぁ、ウザい。
そう思い、顔をしかめながら、僕は体を笹川に向き直す。
「…別に。なんでもない。あと、"面白かった"は余計だよ。」
ギロリ、と睨みを利かせるが、彼はなんの反応を見せない。
「む?何故俺を見つめる?」
むしろ、勘違いをした。
ムカつく、ウザイ、暑苦しい。
ワォ、綺麗に悪いトコ三拍子揃ってる。
あれだね。
"死んでほしいで賞"を贈呈したくなるよ。
「うるさい、君には関係ないでしょ。」
「俺は笹川了平だ、よろしくな雲雀!」
人の話を聞けよ。
ああもう、捻り潰したくなる。
むしろ、
「君、殺したくなるね。」
「? そうか。光栄だな!」
ぜっっったい分かってないよコイツ。
しかもなんで幼稚園生で"光栄"が分かるのさ。
[*書類整理][咬み殺す#]
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