Subsequent Descent
4
「やっぱり、そうなんだ」
慶喜がそう言うと、紅蓮は意外そうな顔をした。
「あれ？ てっきり気がついてると思ってたんだけど」
「ヴァリアーの人達もそうだったから、まさかとは思った。 でもその程度」
本当にそうだった。
生まれ変わりはヴァリアーも含めた自分達のファミリーとアルコバレーノだけだと思っていたのだから。
つまり、今の紅蓮の発言は正直に言えば慶喜にとって衝撃的だったわけである。
「何の巡り合わせだ？ 皆して生まれ変わりだなんて」
ふと口にした言葉がハモり、慶喜は思わずハモってきた紅蓮に声を掛ける。
「……ふざけてるだろ？」
「やだなぁ、まっさかー」
そう言う彼の顔は、とても愉快そうだった。
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