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大空を守護する者達
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 しばらくして食事を終えた炎真は昨日準備していたかばんを手に表へ出た。
目の前に車が用意されており、ジュリーが手招きする。
彼が慌てて助手席に乗り込めば、相手は車をゆっくりと発進させた。
少しして炎真は口を開く。

「いつも通りの安全運転で間に合うから、頼むねジュリー」
「了解」

ジュリーは返事すると微笑む。
少しすると車は門から出て、目的地の方面へと進んでいく。
未だ少し慣れない高級車を走らせながら彼はふと笑った。
それに気づいた炎真は彼に尋ねる。

「何で笑ってるの?」
「――あ、笑ってた? いや、ルーナって女性多いじゃん? ふと思い出して」
「アーデルにまた怒られるよ」

彼がそう呟くと、相手はギクッとしたような顔を一瞬見せた後、慌てて『浮気じゃないから平気だし!』と弁解した。
どうやら10年経ち、彼等の関係も変わったようだ。
ちなむとジュリーの笑顔は平和を喜ぶ物だったのだが、彼のごまかし方に問題があり本人以外は誰も知らない。

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あきゅろす。
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