保健室のシズマ先生【7ページ完結】
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―…チュッ。
温かくて、柔らかい。
先生のキス。
「…………お…でこ…?」
予想外のことに目をパチクリさせると、
「キスはキスだろ。」
掴んでいたあたしの腕を放した先生がニッと笑った。
悔しい。
また子供扱いされた…!
でも。
「約束守れよ?」
「…わかってるもん。」
ちゃんと場所まで指定しなかった自分が悪いんだから仕方がない。
「しっかり寝て元気になったら顔見せに来い。」
「うん。明日絶対来る。」
「早ぇよ。」
今日は、これでガマンしてあげる。
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