loNG THE PRINCE OF TENNIS dreAM
0-4
─言っちまった。。。。
─ど、どうすんだ、俺!?
─なんかギャラリーはメチャクチャ騒いでるし
─不二先輩はこっち睨んでるし(…って怖!?)
─そ、それに何より、藍羅先輩が…
『いいわよ』
…………………………
へ…?
今、なんて…
「えっ…あ、あの…」
『その代わり!』
「えっ?」
『武が負けたら、私のこと呼び捨て&タメ口にすること!』
「え…いや、あの…」
─そんなんでいいんスか?
─ってかそれじゃ先輩に±0だし
先輩の思わぬ答えに混乱してるくせに、なぜか頭の中は意外と冷静だった。
「せ、先輩!」
『ん?』
「ほ、ホントにいいんスか?それで?」
『?…どうして?』
「だってそれじゃあ、先輩にとって±0じゃないスか!?」
俺は頭の中で思ったことをそのまま口に出した。
『ああ。いいのよ!±…っていうか、ただ単に、私がそうしてほしいだけだから!』
「あ……そッスか…」
なんか…
本当にこれでいいのか分かんねぇけど……
藍羅先輩がそれでいいってんなら、俺は本気で行くまでだぜ!!
「じゃあ、先輩」
『ん?』
「試合、よろしくお願いします!!」
『クスッ。………えぇ』
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