loNG THE PRINCE OF TENNIS dreAM 0-4 『!!?なっ…!』 リョーマが倒れる。 「悪ぃ悪ぃ。つい手が滑っちまってよぉ」 「あぁっ!!リョーマ君、大丈夫?」 女の子が駆け寄って、ハンカチを差し出す。 「ゲーム中に入ってくるな」 だが、リョーマはそれを拒んだ。 「で、でも…」 リョーマは立ち上がって、言った。 「グリップの握りが甘い。 …まだまだだね」 『(大丈夫なのかしら? …でも、まだ試合を続けるつもりね…。凄いわ。 “ウチ”に来てくれたら、大歓迎なんだけど…)』 そして、試合は再開される。 『(でも、怪我してる選手をまだ戦わせるなんて、スミレちゃんらしくない。 …よっぽど、この試合が見たいのかしらね…?)』 現在の得点は、「5-0」で、圧倒的にリョーマが勝ち越していた。 リョーマがサーブを打つ。 それは… 『!?…ツイスト!?』 その球─ツイストサーブは、佐々部の顔面目掛けて跳ねた。 「15-0」 再び、リョーマがサーブを打つ。 今度は、佐々部の顔面に直撃した。 「(30-0)」 再び、打つ。 「(40-0)」 『………』 「くたばれ」 打つ。 「やめろーーー!!」 だがそのボールは高く上がり、ゆっくりと落ちた。 「バーカ」 「ゲームセット・ウォンバイ 越前」 佐々部は頭を抱えて小さくうずくまっている。 『………激ダサ。 …あれ、これ何だっけ? ………ま、いっか!←』 「バーカ!手加減してるに決まってんだろ?もう1セットありゃあんな奴…」 「おい、佐々部よぉ、かっちょわりいぜ!」 「潔く負けを認めろっての!」 『(そうそう。)』 「いいよ、もう1セットやっても」 『えっ…?』 そう言うとリョーマは、ラケットを右手から左手に持ち変えた。 『なっ…!? ……左利き…?』 リョーマはボールを上げ、 そして、 サーブを打った─ 「う、うわあぁぁー!!もうやめたー!!」 あっけなく逃げ出す佐々部。 『あれが、越前リョーマ……… ふーん……』 口角を上げてわずかに微笑むと、藍羅はそのまま歩いて、去っていった。 『(スミレちゃんには、あとで連絡しておこう。 先に帰った。って)』 ─それにしても… 『楽しくなりそうじゃない…vV』 『フフッ』と微笑んで、藍羅は満足気な表情だった。 Genius 001 王子様現る END. atogaki&次回予告↓ ---------------------- atogaki 疲れたー!! もう、これだけです! あ、でも、楽しかったかな?(*^^*) レンタルのDVDを観ながら書きました! 何度も止めて、巻き戻して… 大変でした。。(*_*) ちなみに、タイトルはアニメと全く同じです! …というわけで、これからよろしくお願いします!! アンケートもお願いします!! でゎ(^^ゞ 次回予告↓ ---------------------- 次回予告 青春学園─青学に入学したリョーマ。 そのテニス部にいたのは、二年生の桃城と… 学年不明?の超絶美人!! 遠征に出ている二、三年生以外のこの二人は、一体…? 次回、 【サムライ・ジュニア】 見ないといけねーな、行けねーよ… H20.10.17.金.PM12:23 投稿 H20.10.22.水.PM12:53 編集 H20.12.06.土.AM02:22 再編集 H21.08.21.金.PM08:05 再々編集 [*前へ] |