loNG THE PRINCE OF TENNIS dreAM 0-3 『セルフジャッジ…っ』 今度はリョーマのリターンが浅くなった。 佐々部がそれを打ち返す。 そして… また高いロブ。 だが今度のロブは、ライン際で回転しながら止まった。 『!?(スライスをかけて、ライン際で止めた…?)』 「ねぇ、今のは入ったの?」 「クッ…!!」 さらに試合は続く… 「ゲームウォンバイ、越前」 「ゲームウォンバイ、越前」 「ゲームウォンバイ、越前」 『……………』 藍羅はその試合を、ただ静かに見つめていた。 …いや、『見つめていた』というより、『圧倒されていた』のかもしれない。 そして、リョーマが高めにボールを返したとき… 佐々部がラケットを投げ、それがリョーマの顔面に命中した──── [*前へ][次へ#] |