喧嘩好きにはたまらない競技?
『よーし!気を取り直して次いってみよー!!』
『1年生は全員、競技の準備して下さい』
次々と動き出す1年生達。
2、3年はそれを見守っている。
すると、1年生の集団が分かれ始めた。
「何だぁ?」
「…チームごとに分かれるって事かな?」
連夜が言った通り、1年生は綺麗に3つのチームに分かれた。
「あの少ないのがSクラスとゆう訳か…」
「なんかえらい殺気立ってないか?乱闘でもするのか?」
「えっマジ?」
「目を輝かせるな、和緋」
再びグラウンドに目を向けると、何かがおかしい。
肩車…?
いや、あれはもしかして……
『さぁさぁ!!やってきました1年競技!!』
『今年の1年競技は…』
『『騎馬戦!!!!』』
『うぉおおおぉぉおお!!!!』
「聞いたか!?騎馬戦だってよ騎馬戦!!」
「チッ!!羨ましい!!」
「何、この2人…」
騎馬戦と聞いて興奮する周りに便乗する様に、和緋と悠は身を乗り出してギャーギャーと騒ぐ。
連夜は若干引き気味だ。
つーか颯斗、頭を擦り寄せるんじゃねぇよ。
ホントによくこの雑音で寝れるなお前は…
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