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和緋に体力で勝てる奴なんて居るのか?




「峰岸って代表リレーとジャングルジムにも出るんだよね…」


「大丈夫なんですかね?」


「ビリなんぞになったら絞め殺してやろうではないか」




いやいや…分かってねぇなぁお前等。





「全然心配いらねぇよ」


「なんでですか?」





『準備は良い〜?--------位置について〜…』





「普段はバカでアホでどうしようもないバカだけどな…」





『よーーーーい……』






「やる時はやる男なんだよ」













    --パァン!!!












『ぉおーっとぉ!!?速い速い!誰だアレはー!!8番!!スタートから全速力です!』


『アレは……2−Sに編入してきた峰岸和緋だね』



ほとんどの奴が後半の事を考えて遅く走っている中、和緋はぶっちぎりで先頭を独占していた。



「馬鹿かあいつは!」


「す、すごい楽しそうに走ってますね峰岸くん…」


「あれじゃあ最後まで持たないんじゃ…」


「その心配も必要ないぞー」

















『------峰岸和緋!!既に800mを切ったー!!しかしそのスピードが落ちる事が無い!!』


『後ろから4番が迫ってきました』




和緋の後ろから迫ってくるのは陸上部か。


けど徐々に離されていく。
陸上部の奴が遅いんじゃない。












「和緋のスピードが上がってるんだよ」






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