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Vongole Company
061今日の御予定
「お、オハヨウゴザイマス、ツナヨシサン」



「おはよう、悠南。

朝から仲良しだな?」



いきなり綱吉さんのブラックスマイル&ワードきた…!!!

綱吉さんに挨拶すると、皮肉たっぷりな言葉で返される。

リボーンさんも



「ヒバリ、てめーまだ懲りてねーのか」



とかいきなり喧嘩を売りはじめる始末。

珍しく雲雀さんは余裕な笑いで返しただけ。



なんなんだよ、この人たち…!!



綱吉さんとリボーンさんはそれぞれのプレートを取り、私と雲雀さんの前に座った。



え、ねぇ、さっきから思うんだけれども……食堂は



自由席ですよー!!



雲雀さんもムッとした表情で



「なんで僕たちの前に座るの?

ここは自由席だよ」



と言う。



え、ここが自由席だと分かってた?!

その言葉、私に言ってくださいよ…!!



リボーンさんが雲雀さんの言葉を聞き、ニヒルに笑う。

自信たっぷりの顔。

さすがナルシ…!!



「自由席なら俺達がどこに座ろうと勝手だろ」



「……フン」



言い負かされたー!!

雲雀さん見事にリボーンさんに言い負かさたんだけれども…!!



これ以上何も言うまい、と決め込んだのか雲雀さんは不機嫌そうな顔でハンバーグをつつきはじめた。

私もそれに習い、朝食に手を伸ばす。



わ、私は関係ないもんね…!!













「あ、悠南。

今日だけどさ」



「なんですか?」



ココアに伸ばした手を止め、綱吉さんを見る。

綱吉さんはハンバーガーを頬張りながら言う。



朝から高カロリーなもの食べてるなぁ…



「午前は骸の家庭教師だから」



「…はい?」



そうだ、そうだ

皆さん、忘れてませんでしたか、家庭教師の存在を…!!

学校返上で一ヶ月間もやる家庭教師を…!!



そういえば変態ナッポーだけやってなかったな、と思い出す。



「あと午後はリボーンと買い出しな」



「は?」



綱吉さんの言葉に即座に声が出る私。

無意識のうちにね、うん

そして私の声と同時に斜め前から突き出される拳銃。



嗚呼、なんか久しぶりだよ、その黒光りするボディ…!!



全く嬉しくない拳銃と私の再会にリボーンさんはニヒルに笑う。



「買い出しなんて楽しみだな、悠南」



「ホントデスネー」



リボーンさんの言葉に棒読みで返す私。



楽しみ?

私の中では生死を分けるイベントなんだけれども…!!



雲雀さんはリボーンさんを睨みながら口を開く。



「なんで悠南がリボーンと一緒に買い出しに行くの」



行くなら僕が悠南と行くよ、と雲雀さんは付け足す。



フォローありがとう、雲雀さん…

でも



全く嬉しくないです…!!



相手がリボーンさんだろうと雲雀さんだろうと私の気持ちは変わらないんだけどね、うん

マイオアシスの山本さんとかね、

ちょっとカンに障るけど隼人さんとかね、

京子さんとかハルさんとかさ…!!

まともな人と一緒なら楽しみなイベントになるんだろうけれども…!!



「じゃあそういうことで」



綱吉さんは会話を強制終了させ、席を立つ。



わ、私の気持ちとか無視…?!

いや、口に出してないけどさ…!!



綱吉さんが颯爽と食堂から出ていき、残るは私と睨み合いを続ける雲雀さんとリボーンさん。

そんなピリピリしたムードには不釣り合いな男がいきなり食堂にやってきた。



「グッモーニンッ、悠南っ♪

今日は僕と英語のクフフな単語をお勉強しますよ☆」



………



だれかまともな人を、神様…!!!

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あきゅろす。
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