夜の銃弾
夜の銃弾 H
綾はレイの死から立ち直れずに女王の任務を全うしていた。任務はしてるが目が死んでいる。
「綾さま?綾さま?」
新しい部下のメレディスが綾にいう。少し機嫌が悪いらしい。綾は気付いてない。
「綾・・・?シーラよ。」
「すみません。シーラ女王。任務にご集中してください。」
「ハハハ・・・。わかったからさ、あんた、メレディスでしょ?創造者のアジトの居所突き止めて。」
笑いながら机の上にドカッと座る。メレディスは頭がおかしくなったかと思って、そそくさと部屋を出る。
まるで、綾の事をバカにしているようだ。
綾もそれを読み取っていた。夕日の沈むようすを大きな窓から眺めていた。
望んでもないのに大きな水の結晶が頬を流れる。
「レイ・・・。」
バタン!
さっき出ていったはずのメレディスが戻ってきた。
「何?」
綾が不機嫌そうに言う。
「シーラ女王様、創造者のアジトを発見いたしました。
「えっ!?ほんと?どこ?」
綾はメレディスに寄った。メレディスは恐怖のためか顔をしかめて壁にもたれている。
「私も知りません。詳しくはあの汚ならしい人に聞いてください!おお、臭い。」
メレディスは鼻をつまみながら部屋を出ていった。
「誰?」
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