夜の銃弾
夜の銃弾 @
この小説は千風が作っています。連載でごさいます(グロイですご注意を)
中村綾(なかむらあや)は普通の女子中学生。中学2年生。
「ワアアァァッ!」
絶叫が家中に響く。綾は何だと思って母のいるキッチンに駆け込む。
いつものことだろう。ネズミかゴキブリかお皿を割った・・・。
「綾?来ないで!ギャアアアー!」
「母さん!どうしたの?!ゴキブリ?」
綾が階段を降りてキッチンに出たとたん、黒いものが床を這ってリビングに向かっていった。
「え?今の何?ゴキブリじゃないよね・・・。母さん!」
母さんは冷蔵庫にもたれかかっていた。
「か、母さん?母さん?ちょっ・・・キャアアア!」
母さんは顔がなかった。目があったとこには血まみれの穴。お腹にはたくさんの咬んだ跡。見ただけでも死んだのが分かる。
綾は気持ち悪くなって吐いた。
「はあはあ。さっきの黒いものが母さんを襲ったのか・・・?許さない、母さんを殺した罪。」
「生き残ったのか。」
「誰?!」
長くて、黒いコートを着た背の高い男の人が階段のところに立っていた。
「俺か?今は言えない、言ったら奴等がお前を襲う。お前の家族は皆死んだ。母さんも父さんも兄貴もな。」
「兄貴と父さんまで・・・。やつらはなに?」
「知りたいか?ならば俺についてこい。本名ではないが、コードネームみたいなもんなら教えてやる。」
「ついていく。絶対に奴等を殺す。」
「フッ・・・。いいだろう。俺はレイ。」
世界がゆらぐ。誰かが呼んでいるのが分かる。
「お前が女王か・・・。」
「えっ?私は綾よ?」
「伏せろ!」
針が廊下を穴だらけにする。
リビングのドアがゆっくりく・・・。
「誰・・・?」
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