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健多くんシリーズ。(短編)
我慢できない。
説明:羞恥プレイ



強姦魔「藍崎鳴人」が俺の家庭教師になった。

最悪だ。


――――我慢できない。


「お前結局3問しかあってねえ」

12問中3問………自分でもガッカリだ。

「じゃ解説」

だいたい毎回こんな感じ。

アイツが小テストを作ってきてそれを解く。

そして解説が終わったら質問。

そしてその後は……

「よし。今日はテストの結果が最悪だったからな。3回だ」

「は!?そんなん無理!絶対無理!」

「なに言ってんだ。約束だろ」

「アンタが勝手に決めっ………!?」

「アンタぁ?」

藍崎の大きな手が、じりじりと机から遠ざかろうとしていた俺の腕をがっちり掴む。

そして耳元で吐息混じりに………

「鳴人さま……だろ?」






「はっ……うっ……やめっ」

Tシャツを首まで捲り上げられ、胸を撫でられる。

僕はいつもどおりベッドに押し倒されていた。

そう。コイツは毎回テストの成績が悪ければ悪いほど僕を苛める。

満点なら何もしない。

一問でも間違えれば………イかされる………

しかも点数が悪い日は何度も。僕がもう出ないと泣いても無理矢理イかせるのだ。

3回………なんて出るわけない!どれだけ頻繁に搾り取られてると思ってるんだ!

うっ………自分で言ってて、恥ずかしくも股間が疼いてしまった……

「今日は金曜だから、ようやく俺もイイ思いさせてもらえるな」

翌日が平日の日は最後までしない。

最後、とは……彼に抱かれるという意味だが……そういうルールが彼の中にあるらしい。

だから次の日学校が休みの金曜、土曜は僕にとって地獄だ。

「今日はどんなプレイがいいかなー。成績最悪だったからな。それ相応のお仕置きをしなきゃなあ?」

「変なことするなよっ!ふつうに……!」

普通に抱け、と言いそうになって慌てて口を噤んだ。

最近なんだか感覚がマヒしてきてるようで危ない。

僕の皮膚の柔らかいところを、触れるか触れないかの感触で撫でられ、危ういもどかしさが募る。

それもすべてコイツの計算の内だ。

そうやって僕の性感を高める間に、今日はどんな方法で僕を苛めるかを考えているのだ。

「おし。決まり」

藍崎があれやこれや悩んでる間にたいてい僕はもうヘロヘロにされる。

今だってまだ着たままのスウェットの中は緩く立ち上がって熱を持ってきている。

「あっ………」

「そんな物欲しそうな目で見るなよ。今日のはすごいぞ」

「…………っこの、変態っ!」

「はいはい」

そう言って藍崎はベッドから降りてしまった。

フローリングを覆うマットの上に胡座をかき、ベッドに残された僕を見上げる恰好。

「え、なに……?」

体中がムズムズして泣きそうな僕はワケがわからずカラダを起こす。

「さ、脱げ」

「えっ!?」

そんな、自分で……?

いつもは僕が抵抗したって無理矢理服を剥ぎ取るくせに!

「やだっ、そんな!」

「自分で脱げ。自分から恥ずかしい格好になって俺を誘ってみせろ」

藍崎の目は真剣だ。

この目をされたら僕は、悔しいけど逆らうことができない………

「ううっ……」

仕方なくTシャツの裾に手をかけた。

できるだけゆっくりと頭を抜く。

見られてる……そう思うだけで顔が熱くてたまらない。

「下も。パンツも。隠すなよ、こっち向いて脱げ」

「………っ」

背を向けてスウェットを脱ごうとしたら先手を打たれた。

恥ずかしくて、死にそう。

ベッドにのろのろと膝立ちになり、下着のゴムに手をかける。

一瞬迷って、どうせ恥ずかしいなら……と思い切って勢いよく下着を下ろした。

ぷるんっ!

「やっ!」

結果もっと恥ずかしいことに、羞恥で完勃ちになったペニスが跳ね上がって先走りをわずかに飛ばした。

その様子を間近で観察される。

「おー元気なこった」

笑いながら藍崎が言う。

「……もぉ、いいだろっ」

「まだだ。その場で体育座り」

「そっ!」

そんなことしたら、足の奥が見えてしまう!

でも、逆らったらどんな目にあわせられるか………

「…………」

しぶしぶ体育座りをし、足の奥が見えないように素早く膝を閉じた。

しかし決死の覚悟で体育座りをしたというのに、藍崎の表情は不満そうだ。

イヤな予感が……

「……もう、わかるよな?俺が次に何を言おうとしてるのか」

やっぱり…………

「だって、そんなの………」

泣きそうだ。

藍崎の要求はわかってる。

足を開け、というのだ。

自分から足を開いて、僕の奥にある恥ずかしい穴を見せろと。

自分でもわかる。

僕の穴は前から垂れた先走りで濡れてしまっている。

両耳が火傷したみたいに火照る。

鼓動がうるさくて、心臓が肌を突き破ってしまうんじゃないかと思うくらいだ。

「お願いだから、見ないでっ……」

しかしそんな言葉とは裏腹の気持ちが僕の中にあることに最近気づいてしまった。

藍崎に抱かれてから生まれた、受け入れがたい僕の微かな感情。

見てほしい。

もっと恥ずかしくして……

もっと、いやらしく僕をイジメて………

回数を重ねれば重ねるほど。

強烈な快感を与えられれば与えられるほど。

それは確実に僕を蝕んでいく………

「やっ!いやぁ………」

首を激しく振りながら、膝裏に手を添え、ゆっくりと足を開いていく。

「そうだ………もっと開け。お前のいやらしいところをもっと見せろ……」

声に、煽られる。

「あぁぁぁ………!」

ついに足が完全に開ききった。

消え入りそうな悲鳴が上がり、藍崎の目の前に僕の感じる部分が全部晒される。

足の指がシーツをぎゅっと掴んだ。

期待に濡れそぼってぷるぷると揺れるペニス。

その滴りを受けて紅く色づき、ひくひくとはしたなく口を開くアナル。

視線が痛いほど注がれているのがわかる……

「ひくひくしてんな……触ってほしいか?おちんちんも……この穴も……」

藍崎が長い指を伸ばす。

しかし、触ってくれない。

敏感な粘膜を弄るフリを繰り返される。

その度に僕の腰はゆらゆらと揺れた。

「んっ………お願いっ……!」

ついに口に出してしまう。

「お願いの仕方があるだろ?」

つんっ

「ひんっ!」

穴の入り口を軽く突かれた。

足が跳ね上がり、先走りがぶわっと溢れる。

穴もきゅんきゅん閉まった。

「……ほら、どうしてほしい……?」

「ふぅ……あぁ……あんっ」

自分が今どんな顔をしてしまってるかわかる。

きっと藍崎の欲情した瞳に感じて。

耳も首筋も真っ赤に染めて、恍惚としただらしない顔。

言っちゃいけない。

言ったら、堕とされる………

「………ほら、健多……?」

名前を甘く、呼ばれてしまったら………

「はぁっ………あ!なる、ひ、とぉ………!入れてっ………なるひとの、指、俺のお尻の中に………入れて、き、気持ちよく、してぇ………!」

「……………淫乱」

藍崎の形の良い唇がまた、僕を狂わせた………






我慢できない。に続く

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あきゅろす。
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