安室さんと変態行為(裏夢小説)
上半身裸で写る男女
「そうだ、じゃあお互い大丈夫なように、お守りをつくろうか?」
そう言うと安室は思い立ったように、起き上がり自分の携帯電話を取り出した。
首をかしげる由香里の肩を抱き寄せ、携帯カメラのレンズを自分たちに向けた。
「ほら、笑って、由香里」
意図を察した由香里は、安室に顔を寄せ、一生懸命笑顔をつくる。
カシャ。おもちゃのようなシャッター音が響く。
「おし!よく撮れてる。これを俺も持ってるし、由香里にも送ってあげる」
安室はすぐに携帯を操作しメールを送る。
ほどなく、由香里の携帯電話が着信を知らせる。
由香里も携帯を取り出し、メールを確認する。
「お守り大事にしろよ!」
添付されている、上半身裸で写る男女。
『あたしと由香里さん・・・』
由香里は声には出さなかったが、相当に嬉しかった。
大事そうに携帯を握り締める由香里に、安室がさらに語りかける。
「由香里のこと忘れないように、もっとお守りつくっておきたいな」
不思議そうな顔をする由香里に安室は携帯カメラを向ける。
「由香里の全部を持っていきたいんだ」
戸惑う由香里にさらにたたみかける。
「由香里の裸を撮らせて欲しい」
由香里は意外だった。真面目で、どちらかといえば性に対して淡々としていると思っていた安室が、そんな大胆なことを言い出すとは。
それだけ、愛されている。自分を必要とされていると思えた由香里は、それでもまだ不安げに問うた。
「どう・・・すればいいの?」
安室は、安心したような穏やかな笑みを浮かべそれに答える。
「立って。まず全身を撮らせて。」
由香里は、その声に操られるように立ち上がり、なんとなく気をつけの姿勢を取り、安室を見つめ返す。
カシャ。壊れやすい何かをつかまえるように、ゆっくりと安室はシャッターを押していく。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
無料HPエムペ!