安室さんと変態行為(裏夢小説)
衝撃の事実を告げる
激しく愛し合ったベッドの上、裸のまま安室は由香里を後ろから抱きしめながら寝転がっていた。
由香里はこの体勢がとても好きだった。
愛おしい相手の体温を全身に受け、温かい満たされた気分に思う存分浸れるからだ。
しかし、今日はそんな、由香里に、安室が突然、衝撃の事実を告げた。
「由香里」
「なあに?」
背を向けたまま、由香里は答える。
「俺、潜入捜査で海外に行くことになった」
由香里は、ガバッと体を起こし、安室に正対して問う。
「ほ・・・んとに?」
「ああ」
と短く答え、視線を伏せる安室。
「どう・・・する・・・の?わたしたち・・・。」
震える声で、聞きたくない事実を確認する由香里。
安室は、困ったような笑みをみせながら言う。
「一緒について来い・・・とは言えないよなぁ・・・。でも、つき合いは続けたいって、わがままかな?」
「ううん。わがままなんかじゃない!私だって別れたくないもんっ!ずっとつき合ってく!」
由香里は安室にしがみつく。
そんな由香里の頭をなでながら、安室はさらに続ける。
「そっか。よかった。それは嬉しいな」
どちらかと言えば楽観的な安室だが、由香里はそれでも不安を崩せない。
「ホントに、ずっと好きでいてくれる?離れたら、他の人のこと好きになっちゃわない?」
「ならないよ。由香里こそ、大丈夫か?」
「大丈夫だよ!私は安室さんが一番だもん」
「俺だって、由香里が一番だよ」
そういって安室は、しがみついてくる由香里を優しく抱きしめた。
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