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烈々布店長の裏(銀魂)
ノックは何回?(助けて兎さんの後日談/本番無/裏)
俺の部屋のドアを数回叩く音で 我に返る


時計を見やれば もうこんな時間か
始末書と睨めっこしていれば あっという間

先日からの、 冬窓床に精気を吸気させる約束を思い出し ドアの向こうに声を掛けた


「入ってくれ」

『こんばんは…』

「おー、そこにでも座っててくれ…ちょっと待っててくれよー」

『は…はい』


遠慮がちに入室して、ちょこんと椅子に座る

部屋には沈黙が流れ 少し居心地が悪そうにモジモジしている


「……今日の体調は?」

『ちょっと、お腹 空きました』

「……今日のメシも旨かったモンなぁ……さぞかし丹念に作ってくれたんだろ…」


精気を催促しているみたいにも聞こえる彼女のセリフが、少し淫靡に響いたが 天然だろうし 流しておく


『あ、ありがとう…ございます』


「ああ…さて…」


書類に最後の記入をして 彼女に向き直る


「不粋なモン弄りながらで悪かった…お嬢さんのゴハンにしよう」


『………構いませんけど……阿伏兎さんのデスクワーク姿、なんか意外性ありますね』


「……そうかい?でもムードは無いだろ」


『いえ…カッコいいですよ…?デスクワーク阿伏兎さんも…』


照れたように目をキョドつかせるから どう切り出したものか ちょっと困る


「ん…と、今日のオジサンはどうしたら良い?」


『じゃ…昨日と同じようにベッドに寝て下さい』


しかし今一つ ムードが無いよな
俎の鯉状態は何だか 納まりが悪い

そんな想いを知るハズも無く、彼女は仰向けに寝る俺の首に顔を埋める。
冬窓床の唇は やはり今日も甘かった


「…ッッ……ぅ…」

ぺろ

「……ッッ…」

ちゅ


漏れる吐息
男の喘ぎなんて 割りと気恥ずかしいもんだ
抑えるに越したことは無い

だが、こう
胸や腹部に触れて来る性感に 抗い、息すら止めていたら 昇り詰める速度に拍車が掛かるようで
堪ったモンじゃないんだよ
結局 喘ぎは漏れて…

ほら、また 胸を滑る舌


「ん、ン…」


俺の中央に熱が集中する


多少でも声を上げる事は この息張りを逃がす効果があるのだろう

過敏で早漏なんて オジサンの示しがつかない…
だがはっきりと声を上げてしまうのは抵抗がある

やはりここは 相手と楽しむのが得策だと思うんだが


「 冬窓床… 」

『え…あッッ…』


起き上がり、 冬窓床の身体を抱き寄せ 唇を合わせる


『んむ……ン…』


恥じらいに歪む目元が可愛らしい
みるみる赤くなっていく頬を撫でると 彼女の肩は波打つ


『んー…ふっ、ン……』


少し苦しそうな様子を見るに、呼吸を我慢してるのか?息継ぎが不十分らしい


唇を離すと ぷは と息を吸い 涙目で俺を見る


『なんで、いきなり…』

「んー…」

『ひゃア!?』


上体を起こした俺の上、跨がる姿勢の冬窓床の柔らかい首に今度は俺が吸い付く


『な、何す…ン…』

「一緒に楽しもうぜ」

『ひゃああッッ…や、やだ…』


彼女のシャツを捲り上げ、胸を露にすると下着に包まれた形の良い弾力がまろび出た

レースに飾られた下着をずらして その先端にかぶり付く


『ひゃ…だ、だめ……!!』


肉まん、マシュマロ…?とにかく程好い柔らかさに胸が踊るので
ついついもみくちゃにしたり舌で啄む


『も、もう!』


浮かせていた腰を 降ろした 冬窓床の顔が目の前に来た


『わ、私のコトはいいんです…阿伏兎さんの…下さい!』


そう言って 俺の股関に手を伸ばす
スリスリとチャック付近の張りを 確かめるように触れられると またもや硬度が増してしまった


「悪い悪い…触られんの、苦手?」


『あ、あんまり…経験が無いので…びっくりしたんです…』


繰り返すが、またもや硬度が増してしまった

なんだよコレ…経験無いって…
初々しいな…可愛…いや、大丈夫か?
今更だが俺の相手なんか…


「経験…って、まさか初めて…?では無いよな?」

『た、多分…』

「多分…??」

『そ、そーゆーコトも、覚えてなくて…』


罰が悪そうに 再度 上気する顔に 困惑と心配を隠せないが、それ以上に煽られる


『だから、解んなくて…』


「……」


潤む瞳の上目遣い
ダメだ バキバキに怒張する
勃っちまう


「大丈夫、オジサンと気持ち良くなろう」


だぁぁぁぁクチが滑った!!マズイだろこの表現!!好色変態ジジイみてぇじゃねぇか!!


『阿伏兎さんと…い、一緒なら怖くないかもだけど…気持ち良いとか…よ、よく分からないから…と、とりあえず!』

「ぬぉ…!?」


チャックを下げて、屹立してしまった其れを両手で包むと


『阿伏兎さん、気持ち良くなって…』


静かに 亀頭をその口内に納めてしまった


「〜〜ッッ…!!」


小さなクチだから
先端だけでも苦戦している

だが ソコのエラを舌や口壁で刺激して どうにか射精に導こうとする

とても健気なのに どうもこう、情欲をそそり立てるのか

自分の欲が酷く浅ましいモノに思えてしまう

それも相まって 皮肉にも 雄の喜悦に抵抗できない


「ッッ…ぁ…ぁ…」


タマがアガって 引っ張られる感覚がどうしようも無ぇ

この乱れる呼吸と共に 持ってかれるのは 精だけでは無い

逆巻く慕情を突っつかれているみてぇに 段々、離れ難くなるんだ


『ん!…んく…』

「ッッ…はッ…イッッ………」


それを物語るよう、毎日出しているのに 薄まる気配を知らず
充実していく精を感じながら


『ん…ごちそうさまです…』


「…足りたのか?」


『とても、良質なエネルギーですから』


「…」


『え?わ、ちょ?』


抱き締める、と見せかけて その身体を担ぎ上げる
上半身は俺の背中を見てる

俺の手の届く範囲に来たボトムをずり下ろし 下着の中に手を突っ込む


『ぴゃあぁぁぁなななな!?』


聞いた事もないような悲鳴だ
どんな顔をしているのか容易に想像できる


「いや………不感症じゃ無さそうだけど…感じない?」


『い、や、あ!や、やめぇぇぇ…』


俺の指じゃ、ちっと太いかも知れないが その秘部をなぞると 水音もそこそこに ビクンと四肢が跳ねる


「…痛かったら言えよ…」


『ぃ………やぁ………っ!』


更に少し指を挿入してみるが処女膜らしい感触は無かった

既に無いのか、元よりそういった種族なのかの疑問はあったが これなら何とかなりそうか…


『もう!阿伏兎さんんん!』


「おっと どうした?痛かった?」


『そ、そうじゃない!けど!!恥ずかしいっ!!から!止めて下さい!』


「そうは言ってもなぁ…俺だけ色好い思いをするのは本意じゃないとゆーかだなぁ」


『ひっ!や、止め…手、動かさないで…!』


「折角だから、付き合えよ」


『えええっ!?や、や、助け……てぇ……』


━━━
━━



夜の帷も曖昧なこの艦内、この部屋で 初めて隣で眠る 冬窓床を見詰め 思いを馳せる


今まで 俺の周りに居た女とは明らかに種類が違う

近付いて来る女達は この能力や利用価値を 私利私欲の為に求めて来る者ばかり

少しアプローチすれば利害関係は一致し 意気投合する


それで 何も問題無かった
俺だって似たような物

無料風俗、アクセサリー、暇潰し…言い様はヒデェかも知れないが、恋愛感情みたいなものが皆無だった訳じゃ無いさ

だが もう忘れちまった


冬窓床、お前が目の前に現れてから

お前は 何時の女より 意図も容易く俺の手に墜ちて来て、容易く 俺を離さない


ただただこっちに

無謀に好意を晒し
無警戒に近付いて来て
無防備に微笑んでいた

そして、利己に無頓着で
無作為に俺を惹き付け
無意識に心を重ね合っていた


だが、そんなお前にも[欲望]は在ったんだ
その本能が啜る 生気や精気を求める 生への欲


美しく、脆弱で、強い種族
その凶悪性が心苦しくて 本性を見せなかったんじゃない


『嫌われたくない』

おまえさん、そう言ったな


だから 正体が俺にバレるまで口をつぐんだ

俺に、だけじゃない
第七師団のムサ苦しい連中にも嫌われたくないんだとよ


そんな女は初めてで

そんなにこの吐き溜めがお気に入りなら、協力してやろうと思った

同時に、
俺だけが知った、 冬窓床の秘密を利用しようと思った

俺だけの為に、 冬窓床の為にも なるにはなるが まぁつまり チャンスだろ


だから、吸気という行為を知って焦った


もし、声を掛けたのが俺じゃなければ、
もし、他の奴と そう 為ってしまったのなら、
俺は
俺は
どうしていただろうか…


お前の口内に精を放つ瞬間にも焦りは消えず
少し焦り過ぎたから 「これから毎日こうする」と口約束で縛りつけるなんて

困ったオジサンだろ?


いつも 独占欲に苛まれてるんだ
最近は本当に…どうしようも無い


こんな腹の内
意地でも見せねぇけど


罪作りだよな
まぁ ゆっくり時間を掛けて その青い肌に、俺を刻み浸けてやるさ
オジサンはねちっこいんだ
そのまま、離れられなくなっちまえよ


━━━
━━



乱れた髪を撫でて…
しかしまだまだ その寝顔から目が離せない


end



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あきゅろす。
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