青い友人と再会し
「ディムロスーー!!」
『我も嬉しいが……五月蝿いっスタン!!』
「お久しぶりでーすディムロス」
『!……お前もいたか』
「悪いか?僕だって三度も死にたくはない。協力してくれ、ディムロス」
『キリオの事は許せないが……ジューダスは我の友人だ。協力しよう』
「ありがとうディムロス」
ゆっくり再会といかなかった為、屋敷に戻ってきてようやく話す。懐かしい刀身を撫でる。
『成長したようだなスタン』
「うん、今度こそ俺の目の前で消える命を助けたいんだ」
『ジューダス、もう二度と一人でミクトランに挑むような馬鹿なことはするなよ』
「(ギクッ」
『スタン、コイツから長い間目を離すな。すぐに無茶をするぞ』
「知ってる。そういうところは昔と変わりないよキリオは」
ルーティにも会えて、ディムロスにも再会できたスタンはこのうえなく上機嫌だ。
リオンの機嫌は低下しまくっていたが。
『しかし、リオンだけではなくシャルティエまで同調し記憶喪失になるとは……こういうときハロルドか、アトワイトに聞きたくなるな』
「アトワイトは駄目だ」
「かといって、その…ハロルド博士だっけ?その人は今回ソーディアンになってないんだろ?」
『いちようソーディアンベルセリオスの人格はハロルドだ。だが、今はミクトランに乗っ取られているな』
「それに俺の双剣ソーディアンは作られていない。ハロルドには頼れないな」
『時期に思い出すとは思うが…ジューダスの無茶を止められるのは……』
「エミリオだけだもんなぁ」
「そんなに俺って無茶してたか?」
「『する』」
「さいですか……」
確かに無茶はした気がするけど。そんなに心配されるほどしたか?
『兎も角、我が来たのだ。スタンがある程度のサポートは出来るだろう?』
「あぁ勿論さ」
「じゃ、頼んだスタン、ディムロス」
懐かしい彼に久々に笑みを溢した。
ディムロスとの再会
(ごめんディムロス)
(きっと俺はまたミクトランに挑んでしまう)
NEXT
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!