*僕が君と恋を始める日(黒バス 女主)
ぎゅ
「この子俺の彼女なんだけど何か用?」
キリリとつり目で彼を睨んでいるのは
「和成君」
何故ここに?
「え、お前彼氏いたのかよ」
「そーそーだからもういいっしょ?」
「お前に聞いてねぇよ」
俺が聞いてるのは。
と私を見ようとするが和成君に防がれる
「…そーかよ」
彼の声がしなくなった。
そろ〜っと見てみるともう随分遠くにいて小さくなった彼の姿があった。
「ありがとうございます!和成君」
「おお。それはいいんだけどさ。君俺の事知ってんの?」
え?
もしかして覚えてない!?
そうだよね。ちょっと話しただけだし。
「名前は?」
ブツブツ言っていると聞こえた声
「白兎ウサギです」
「へぇ〜。俺は高尾和成。…ってもしかしてウサギちゃん!?」
「お、覚えててくれたんですか!」
「当たり前。」
ニカッと笑う姿にキュンっ
どうやら私が和成君と、会った時の姿と全然違っていたので分からなかったようだ。
「そっちのほーも可愛いじゃん?」
「//////!」
こ、これがイケメンというものなのですね。
部活のみんな。彼を見習ってください。
「なんで、いつもはあっちなわけ?」
三つ編みの事を言っている
「そりゃあだって絶対こんなんじゃあ目立つし気味悪がられるし…」
段々と声が小さくなる私に比べ和成君は目を見開いている。
「…んなことないって。」
「でも」
「だって俺ウサギちゃんによく似合ってると思うぜ?綺麗で。」
真剣に言うものだから信じてしまいそうになる。
「からかわないでください」
「本当だって!」
「…」
「?」
「ありがとうございます」
今は。
今この時は和成君に甘えちゃおう。
ずるいなんて分かってるけど。
「…おう!」
また私は誰かに寄りかかろうとする
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