[携帯モード] [URL送信]

今日もあなたを想います。
Shot 7



何て思ったけど
そんな感じないんだよな。



「香月すごいね!」

「監督にまで誘われるなんて。」

『私はあまり嬉しくないよ…。』

「何でよ、毎日近くで仙道先輩見れるんだよ〜!仲良くなれるんだよ。」

『いや、別にいらないよ。』

「あわよくば、付き合っちゃったり…。」



キャーなんて楽しそうに盛り上がる2人を白けた目で見てみる。

想像力豊かだな。

付き合うとか、ありえないでしょ。



『2人とも、そこまでにしとこう。』



周りから変な目で見られてるんだ…。
恥ずかしい。

そもそも、マネージャーやるなんて言ってないんだから、そんな事起こるわけないじゃん。



「でも、もったいないよ。」

「そうそう。香月はバスケ好きだし、バスケ部からは頼りにされてるし。」

『……』

「もっと、ちゃんと考えてみたら?」

『うん…。』



ちゃんと、か。

でも、確かにそうかもな。
考えて後悔しない選択したらいいのかな。


コートで練習する選手たちを見ながら
そう思った。







[*前へ][次へ#]

あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!