今日もあなたを想います。 Shot 7 何て思ったけど そんな感じないんだよな。 「香月すごいね!」 「監督にまで誘われるなんて。」 『私はあまり嬉しくないよ…。』 「何でよ、毎日近くで仙道先輩見れるんだよ〜!仲良くなれるんだよ。」 『いや、別にいらないよ。』 「あわよくば、付き合っちゃったり…。」 キャーなんて楽しそうに盛り上がる2人を白けた目で見てみる。 想像力豊かだな。 付き合うとか、ありえないでしょ。 『2人とも、そこまでにしとこう。』 周りから変な目で見られてるんだ…。 恥ずかしい。 そもそも、マネージャーやるなんて言ってないんだから、そんな事起こるわけないじゃん。 「でも、もったいないよ。」 「そうそう。香月はバスケ好きだし、バスケ部からは頼りにされてるし。」 『……』 「もっと、ちゃんと考えてみたら?」 『うん…。』 ちゃんと、か。 でも、確かにそうかもな。 考えて後悔しない選択したらいいのかな。 コートで練習する選手たちを見ながら そう思った。 [*前へ][次へ#] |