悪魔も喘ぐ夜 Character Episode * 「そうです。 駆は僕のものだ。 駆は僕だけを見て、感じて、喘いで…僕 の気が済むまで揺さぶられていればいい んですよ」 満足そうに笑う兄さんの言葉が途切れる と、腰の動きが激しくなってお兄ちゃんの 声が一段と高くなった。 「兄貴ぃッ!もうイクッ!俺もうイッちゃ うぅッ!」 「いいですよ。 イキなさい、駆」 「あッ、あッ、あああぁぁッッ!」 兄さんの腰がお兄ちゃんの体重を利用し て一番深くまで突き上げた瞬間にお兄ちゃ んはガクガクと震えながら白いのをいっぱ い兄さんにかけて気を失った。 そんなお兄ちゃんを抱きしめてキスをし ながら兄さんの意識がレム睡眠に沈んでい く。 ショックが大き過ぎて呆然としていたぼ くは慌てて意識を浮上させた。 いつもなら最後はお兄ちゃんの夢に渡っ ていっぱいベタベタするけれど、あんな夢 を見た直後では考えられない。 目覚めたベッドの上で混乱する頭を整理 しようとした。 あれは何? お兄ちゃん何をされてたの? ビュクビュクッてあの白いの何? お兄ちゃんは…お兄ちゃんは… [*前][次#] |