悪魔も喘ぐ夜 Character Episode
*
「気持ちよくなったら出しちゃっていい
よ?」
「そんな、こと…!」
できない。したくない。
自分だけ果てるなんて、そんな…。
「ぼくは気にしないのに…。
あとで気持ちよくしてもらうから」
い、今なにかすごい言葉が聞こえたよう
な…。
き、気のせいだよな、気のせい!
「いっぱいキスして、全身舐めて、蕩ける
くらいくちゅくちゅしてあげるね?」
その幼さを残す声からは想像出来ないよ
うな言葉がでた。
一瞬聞き間違いかと思ったけれど、それ
が聞き間違いでないことを一晩かけていや
と言うほど体で理解させられることになっ
たのだった。
『そして夜が明けて次の日』
も…もう無理。
家に帰りたい。帰らせてくれ…。
『うん。じゃあ頑張って?』
何をっ!?
これ以上何を!?
『うすうす解ってるくせにー』
…………。
か、帰りたい…。
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