悪魔も喘ぐ夜 Character Episode * 「気持ちよくなったら出しちゃっていい よ?」 「そんな、こと…!」 できない。したくない。 自分だけ果てるなんて、そんな…。 「ぼくは気にしないのに…。 あとで気持ちよくしてもらうから」 い、今なにかすごい言葉が聞こえたよう な…。 き、気のせいだよな、気のせい! 「いっぱいキスして、全身舐めて、蕩ける くらいくちゅくちゅしてあげるね?」 その幼さを残す声からは想像出来ないよ うな言葉がでた。 一瞬聞き間違いかと思ったけれど、それ が聞き間違いでないことを一晩かけていや と言うほど体で理解させられることになっ たのだった。 『そして夜が明けて次の日』 も…もう無理。 家に帰りたい。帰らせてくれ…。 『うん。じゃあ頑張って?』 何をっ!? これ以上何を!? 『うすうす解ってるくせにー』 …………。 か、帰りたい…。 [*前][次#] |