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13
「あ……えっと……」
男が口ごもった。
なのに、また私に近付いてきた!!
――ちょっとやだ!
杖を隠さなきゃっ!!
私は、手に持っていた杖をマントの裏ポケットにしまおうと、手を離した。
――カサッ
……下に落ちた……!!
あぁ、馬鹿だぁ!!
私は、本当に半泣きになってしまった。
杖が無かったら――私はただの人間!!
私は目が泳いでいた。
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