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考えただけで、心臓がバクバクする。



ギリギリまで、文化の民として――。


私は、冷や汗をかきながら、振り返った。



今まで、何回も呪われた民に対しての扱いを見てきた……。



さっきのシルシを消し、麻痺のシルシをすぐに書けるよう、またマントの下に杖を隠して、私も近づく。

ギリギリまで。
さっきの村の人と分かるまで、何も手出しはしない……。


私が前の村で見た人の顔なんて数が知れてる。


「君……誰?」

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あきゅろす。
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