[
携帯モード]
[
URL送信]
11
考えただけで、心臓がバクバクする。
ギリギリまで、文化の民として――。
私は、冷や汗をかきながら、振り返った。
今まで、何回も呪われた民に対しての扱いを見てきた……。
さっきのシルシを消し、麻痺のシルシをすぐに書けるよう、またマントの下に杖を隠して、私も近づく。
ギリギリまで。
さっきの村の人と分かるまで、何も手出しはしない……。
私が前の村で見た人の顔なんて数が知れてる。
「君……誰?」
[*前へ]
[次へ#]
[
小説ナビ
|
小説大賞
]
無料HPエムペ!