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ギャグ小説
午前8時
俺たちは、なんとかギリギリで学校に着き、教室へ入る。
俺はA組、赤衣はC組、松下はB組とクラスはばらばらなのだ。
俺は、勢い良く教室に入った。
その光景はーーーーー
「……はぁーーー。」
呆れるほどのバカげた光景だった。











「おっ!琉(主人公)、おっはーー!!」
「……………」
俺に挨拶を言った男子の顔は、無様だ。
なぜって。
ものすごい落書きをされているからだ。
額には“肉”、ほっぺたには“ぐるぐる”、
まぶたの裏には“目”………と。
色んな落書きをされていても、気づいていないバカ男子。
「………」
「琉?どうした?」
「お前、顔洗ってこい。」
「えっ!!???」
驚いた様子でバカ男子は手洗い場へと走っていった。
あのバカ男の名前は、馬上 羽(ばし か)。
馬上はとてつもないバカで、いっつもおちょくられるキャラ。
だから、何されても気づかない、ある意味凄いキャラだ。
走っていく馬上の姿を女子やら男子はケラケラ笑っていた。
俺は笑わなかったが……。
そして、手洗いのほうから悲鳴が聞こえた。
もちろん、声の主は馬上。
「うわあああああ!!!!!
なんじゃこりゃあああ!!!!??」
見に行くとそこには、落書きがとれて顔が真っ暗の馬上がいた。
「いや、怖いから!!
もう、顔洗うな!!洗ったほうが怖いわ!
てか、お前誰だよ!!??
おばけ!!??
もう、おばけでよくね!!!??」
「えっ!!???ちょっ……
それ、酷くね!!??」
こんなやりとりをしていたら


キーンコーンカーンコーン
と、チャイムが鳴った。


「「…………はぁ!!???」」

もどるか?行くか!

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