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ギャグ小説
7時50分
とうとう、腕時計の針が7時50分をさしていた。
登校時刻8時05分に着けば、ギリギリオッケー。
だからといって、ゆっくり歩くわけにはいかない。
俺たちは早足で話もせず、ただひたすら歩く。
一時たったとき
「ねぇ、疲れてきたんだけど……」
「………はぁ?」
赤衣が早速疲れたらしい。
「いや、いつものことだろ!!??」
「だってーーー。」
「まあまあ。休憩する?」
おい、待てよ……と突っ込みたくなる。
だって、俺たちは………
そんな遠くまで歩いていないのだ!
5分で着くような道のりを、遠回りしただけなのだ。
「……オイオイ。
お前ら、年寄りかよ!!!
若いんだったら、も少し歩け!」
「「えぇーーー」」
「えぇーーーじゃない!!」
そう言うと、しぶしぶと赤衣と松下が重い足を動かした。
……まぁ、あと少しで学校に着くしな。
そうつぶやいた。

もどるか?行くか!

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