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推理小説
藤 豐
「最後の一人か…。」
そう言って、私はジャンバーに隠してあった「候補者リスト」と書かれてある書物に目を通す。
「………」
私は一瞬戸惑った。
……この子も候補者なのか……と。
だが、掟に背けば大変な事になる。
故に、私はその子の家へと向かった。


ピーンポーン

かわいらしいベルがなる。
インターホンから声が聞こえる。
<<どちら様?>>
奥さんらしい人の声。
「私だ。」
<<!!!???>>
「開けろ」
<<…………>>
「………」
<<……わかった。けど、うちの子に手を出したらタダじゃ済まない!!>>
そう言うと奥のほうからドタバタと足音が聞こえた。
「………」
一時待っているとーー
「………?」
幼い少女が白いワンピースを着て、下から私を見上げている。
「………あぅ?」
「…………」
私はどうしても、この子に触れたかった。
だがーーー
「ダメよっ!!ケダモノめっ!」
バシン!と思いっきり手を叩かれた。
「………」
「あんたの仕事はなに!!???
こんな仕事じゃないでしょ!!!
じゃあ、さっさとすればいいじゃない!!」
「……この子が藤豊(ふじ ゆかた)くん。
じやあ、行こうか。」
「………あぅ。」
そう言っている顔が歪みーーー









「???あぅあぅ。」
僕は見たことのあるゲームボードの上に立ってうた。

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あきゅろす。
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