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推理小説
八幡  叫
「おらおら!!!!!
なめてんじゃねーぞ!!!!
この野郎!!!!」
「くっ………」
ここは、通り人が少ない曲がり角。
いわゆる、細道。
ここでは、ヤクザが多く出るという噂がながれていた。
が。
噂は本当だった。
………というか、「本当」だ。
今、ここで細身の男をいじめているのがこの俺。
八幡叫(やば きょう)だ。
ヤクザの中で俺が一番恐れられている。
「放せよっ……!!」
細身の男が必死こいて、襟元を掴んでいた俺の手をどけようとする。
「はっ!!
誰が放すもんか!」
そういって俺は、細身の男の襟元を力強く掴み、片方の手で顔を殴ろうとした。

そのときだった

「喧嘩はやめんかね。」

「は?」
そこには、見慣れない黒服の男がこちらを見ていた。
「あんた……誰だ。」
俺は細身の男を掴んでいた手を襟元から放し、黒服の男を睨んだ。
「私かね。」
「あんたのほかに、誰がいるだ!!
答えろ!!」
俺は黒服のそばに近づき、襟元を掴んだ。
そのとき








「えっ……」


目の前が眩んで……















「っ痛っ!」
痛さのあまりに目を開く。
そしたら
「んだ、こりぁ!!!??」
ガゼノとかで使う、ゲームボードの上にたたされていた。

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