極楽蝶華
これだけは確認
『……ちょっと待ちなさい、我慢しないって、まさか無理矢理じゃないわよね?』
素敵妄想ライフに華が加わる前に私はユウちゃんの幸せが第一よ。
その言い草だとまだ恋人同士になる前に手を出したってことでしょ?
二次元なら「体から」なんて設定は大好物だけど、ライちゃんと言えど腕力に物言わせて無理矢理組み敷いてぺろぺろしたっつーなら許さないからね。
「いや、そんなことある訳ないじゃないすか。
……俺は、ユウに嫌われたら生きていけないです。」
『……じゃあ、同意ってこと?』
「いや、まぁ、そりゃあ……【今からフェラしてもいい?】とか聞いて許可もらった訳じゃないし……その、いつもみたいに首とか舐めるあたりから結構強引に持って行ったんで……」
『……まさか【体は正直だから】を盾に嫌がるユウちゃん押さえ付けたりしてないわよね?
男の子なんだから解るでしょ?誰に扱かれてもだいたい勃起しちゃうの。』
「いや……っ、そんな、そこまで無理矢理はしてませんよ。
……それに、終わった後も、【またご褒美貰っていい?】って聞いたら、顔真っ赤にして【エロ猫】とか【バカ】って言われたけど嫌がられてはないっすよ。」
またしても男前が幸せそうに双眸を崩す。
その時の事を思い出してだろうが、溢れ出した「嬉しくて堪らない」オーラが否応なしに妄想を掻き立てるんだが。
それなんてエロゲ?
何その完璧な萌えシチュ。鼻血出そうなんだけど。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!