極楽蝶華
鞄教室だ
『あ、鞄取りに行かなきゃ。』
……そーいや不動に4限もサボるって言って無い。
ケータイッ……て鞄の中!!
うわぁ……アイツの事だから心配してんだろうなぁ。
『よしゃ。レオ、教室帰んぞ。』
「……分かった。」
「なぁ……悠紀仁。もう帰んの?」
『うん。そろそろお腹減ったし。』
「なら生徒会室で一緒に食べない?」
「悠紀仁、あのルームサービス美味しいって言ってたよね?」
え、マジで??
『なら、今ダッシュで鞄取ってきます!!
レオ、行くぞホラ!!』
「じゃあ、僕たちは先に行ってるから。」
その言葉に満面の笑みで頷いて、バタバタと出ていく。
「……悠紀仁釣るには食べ物が1番だね。」
「あぁ……。」
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!