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極楽蝶華
詳細キボンヌ
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私に餌貰えるような話を……?
うーん、ライちゃんチキンだからなぁ。前も……上の部屋でユウちゃんが天使の寝顔で太ももあらわにすやすやしてる、という絶景にして絶好の機会に寝込みを襲うどころか指一本触れず幸せそうに寝顔眺めてニヤニヤしてるだけだったし。
……太ももくらい舐めればいいのに……むしろぺろぺろすべきはその辺のポイントなのに……


折角気を聞かせて二人にしてあげたのに、まったく、何のために影から覗いてたんだか……



「い、いや、そんな話じゃないですよ。今度はちゃんと意識があるときに……」



なんだと?!



「オイ、獅子緒テメー俺の前でそれ言ってどうなるか」
『その話奥で詳しく!!!!!』



取っ組み合いを始めそうな俊くんとライちゃん、このまま置いといたらごたごたで私のスーパー妄想タイムが遠退いてしまう!とコンマ何秒かで確定的に明らかな未来予想にたどり着き、自分の至福の時間のために脊髄反射で二人を引きはがした。

ライちゃんの腕だけ掴んでカウンター奥から自宅として使ってるスペースに急ぎ駆け込み、そのまま足を緩めることなく鍵のかかる場所、として都合のいい部屋を思い出した。

修羅場と化した仕事部屋に入ってすぐ、追ってこれないよう後ろ手に鍵をかけて改めてライちゃんに向き合う。


『……ふぅ、さて、詳しく話して頂こうか。』



少なくとも意識があるときに唇をぺろぺろするくらいはして貰わないとあのシリーズは渡せないからねっ!

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あきゅろす。
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