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雪屑のエスカレーター



そうして意識が遠退き初めて、目を閉じようとしたとき

「止めろっ!!」

誰かが向日さんを突き飛ばして、私を抱き止めるように支える。

「ゲホッげほっ」

え?向日さん!?
だけど私を支えてくれているのは、小さな子供の姿をした向日さん。

しかし、その後ろで倒れているのは、いつもの姿をした向日さん

2人いる!?

「おい、偽物!七美に何しやがる!!」

「何がだ?。こいつは苦しんで当たり前の存在だ。」
「何だと!?」

「解らないのか?こいつは一生苦しむしかないんだよ!!」

「……っざけんな!。偽物のくせして。お前こそいらねえ、な!!」


子供の姿をした向日さんが、多分偽物の向日さんに石を投げつける

すると偽物の向日さんは、逃げていった。





2014/7/5[Sat]

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