雪屑のエスカレーター ▽ そうして意識が遠退き初めて、目を閉じようとしたとき 「止めろっ!!」 誰かが向日さんを突き飛ばして、私を抱き止めるように支える。 「ゲホッげほっ」 え?向日さん!? だけど私を支えてくれているのは、小さな子供の姿をした向日さん。 しかし、その後ろで倒れているのは、いつもの姿をした向日さん 2人いる!? 「おい、偽物!七美に何しやがる!!」 「何がだ?。こいつは苦しんで当たり前の存在だ。」 「何だと!?」 「解らないのか?こいつは一生苦しむしかないんだよ!!」 「……っざけんな!。偽物のくせして。お前こそいらねえ、な!!」 子供の姿をした向日さんが、多分偽物の向日さんに石を投げつける すると偽物の向日さんは、逃げていった。 2014/7/5[Sat] [*前へ][次へ#] |